ISILと日本

ISILとは

ISILは「イスラム国」を自称し、中東地域を中心に世界各国でテロ活動を行いつつ、インターネットを介した主張や情報を発信を行っているイスラム過激派組織です。その特異な組織形態と支配地域や派閥などから、呼称も日本のメディアによって異なる場合があり、「ISIS」や「イスラミックステート」などと呼ばれる事もあり(若干ではありますが)意味合いが異なります。

 

ISILは基本的に中東地域で活動し、シリア領内都市のラッカを「首都」として、イラクとシリア両国にあたる地域を自身らの地域とし「国家」であると主張しています。

 

ISILの今

急速な勢力拡大と武力による実効支配で一時は勢力圏を拡大させ、ISILの拠点となる地域も両国の各所にありましたが、強力な軍隊を持つアメリカやロシア、フランスなどが空爆を中心とした介入を行い、また、それぞれの思惑もあって両国国内の他勢力に支援を実施した結果、現在は一時期にくらべ弱体化し、イラクでの支配を失っています

 

とはいえ、ゲリラ的活動は依然として続いており、積極的に外国人の勧誘を行う事で彼らを支持する思想を持った外国人が現れ、テロに加担する例もあるようです。実際に日本でも、ISILに加わろうとした学生が逮捕されています

 

日本においても「ISILによる日本人拘束事件」や「日本人ジャーナリスト処刑映像の発信」などで一般にも高い認知度を得ており、また、日本政府もISIL包囲網に加わる共同声明を発表しているため、攻撃対象となる可能性も十分に考えられ、日本全体でISILに対する警戒は強い状況です。

 

ISILの活動資金

ISILの主な収入源は、支配地域での強奪に加えて、外国人を人質にした身代金要求が大きなものとなっています。人質は資金源だけでなく、前述したとおりインターネットを用いたプロパガンダの材料として扱い、人質の処刑を行う発信をするなど、その残虐性も世界中から非難されています。事実、日本人も被害に合っており、最悪の結末を迎えたことは印象深いでしょう。今後はこうした活動がより活発になると考えられており、警戒が必要です。