ロヒンギャ難民はなぜ発生したか

なぜロヒンギャ難民は発生したのか?

ロヒンギャ難民の始まりは、ロヒンギャ族の武装勢力とミャンマーの警察などとの衝突が原因です。ミャンマー軍はロヒンギャ族の掃討作戦に乗り出し、結果的に60万人に上るロヒンギャ族が難民になってしまいました。この中には赤ちゃんや老人も含まれており、それらの人々がすべて難民にさせられて大変な思いをしています。

 

元々ロヒンギャ族はバングラデシュとミャンマーの国境付近に住む民族です。ミャンマーはミャンマー語が用いられていますが、ロヒンギャ族はロヒンギャ語を使い、その顔だちもミャンマー人とは異なるためにミャンマーでも浮いた存在となっていました。

歴史的背景

決定的な違いは、ロヒンギャ族がイスラム教徒である点です。ミャンマーは本来仏教徒ですが、宗教が全く異なるために宗教間の対立も激化しています。こうした対立は、第二次世界大戦でイギリスと日本が戦うことになった際に表面化し、結果的に現在にも至る”しこり”となって両者に顕在化している状況です。

 

このような状態でロヒンギャ族は暮らしており、根強い対立を生んでいます。つまり、ロヒンギャ難民の発生はこのような歴史の積み重ねによるものであり、必然性を持って発生してしまったことが言えます。

近隣諸国への影響

バングラディッシュでの現状も影響しています。反対側の隣国にインドがいますが、このインドもまた問題を抱えているからです。インドにも少数民族はおり、近年はあまりいい待遇を受けていません。この少数民族が刺激を受けて過激な行動に出る可能性を懸念し、ロヒンギャ難民に対する冷淡な姿勢につながっています。バングラデシュではインドと仲良くすることを掲げているため、ミャンマーに対する非難も表向きなものになっているのが実情です。どの国にとってみてもロヒンギャ族の存在は煙たいということでもあります。

 

しかしながら、それを無視すること自体は許されることではありません。世界中がこの問題を注視しており早急な解決、これ以上の迫害は避けることが求められます。