国連で働く〜国連で働きたい場合はどうすればいいか〜

国連と職員の仕事

国際連合(UN)は、1945年に設立された国際的な組織です。課題はもちろん多岐にわたり、環境問題、難民問題、災害やテロ対策、軍縮などに重点的に取り組んでいます。本部はニューヨークにあり、世界各地に事務局が設置されています。

公用語は6つの言語に決められており、英語はもちろんのこと、フランス語・ロシア語・スペイン語・中国語・アラビア語となっています。ただし、国連事務局での作業言語は英語とフランス語のみですので、国連職員であれば業務遂行可能なレベルの英語かフランス語の習得が必要です。

また、会議室のような場所で議論しているイメージがあるかもしれませんが、職員の6割は実際に世界各地の生活のなかに入り、現地で直接フィールドワークを行う組織です。現地事務所で課題解決のための専門チームを組み、農業や貿易、金融などをはじめ、ITや産業育成などに幅広くあたっています。

国連職員になるのは狭き門

国連職員になりたい場合、3つの条件があります資格や職務経験、大学での研究などで専門知識を習得していること、修士号以上の学位を持っていること、英語かフランス語の語学力を持っていることです。

国連では専門職ごとに採用が決まるので、ポストが空いた時に募集がかかるのが一般的です。当然、即戦力が必要とされますし、職務に繋がる国際的な資格を取得していれば大きな強みになるでしょう。

修士号以上の学位を得るためには、大学院への進学を見据えて計画的に学ぶことが重要です。英語もしくはフランス語は日本人にとって最も高いハードルといわれていますが、国際的に通用するテストのスコアはしっかり上げておきましょう。

これらの条件をクリアし、国際社会に貢献したいという強い意志を持っていれば、困難にも立ち向かっていけるでしょう。もちろん簡単なことではありませんが、日本人こそこうした国際機関で働くべきという意見もあります。

https://twitter.com/UN/status/1115193067143700481

日本は優遇されている!

国連には、学部卒で働いた経験がなくても職員に応募できるヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)というものがあります

このYPPには応募できる国籍に制限があるのですが、日本は常に応募できる国の一つです。また、日本国連職員を輩出するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)というプログラムもあり、現在800人いる日本人職員の40%がJPO出身という事実があります。

JPOももちろん競争率は高いですが、外務省人事センターが毎年募集をかけていますので、選考に通れば国連各機関との面接にたどりつけます。JPOの給料などは日本政府側が支援しますので、国連側としても大歓迎でしょう。

たくさんの貴重な経験を得ることができて、国連職員として働く可能性を追及することができますので、こうした制度を利用しない手はありません。まずは国連システムの内部に入り、実際の情報を得ること、内部に広くネットワークを持つことが非常に重要です。