ISILとは

ISILとは

ISILの正式名称は、Islamic State in Iraq and the Levantです。イラクとレバントにあるイスラム教の国という意味があります。なぜ「ISIL」と呼ばれるのかですが、レバントは元々シリア周辺を指しており、シリアとイラクの一部を拠点に活動することから、そのように言われています。ISILでは首都をラッカに定め、まるで国家のように運営を始めたことで自らをイスラム国と称するようになりました。当然ながら、他の国からすれば国家であるとは認められません。最近ではイスラム国という名前の過激派組織であり、ISもしくはISILなどで報道されている状況です。

ISILの主な活動

主な活動はイスラム教の基本原理に立ち返ること、イスラム法の重視と徹底が根底にあります。しかし、国民に対しては厳しくイスラム法を守るように求める一方、指導者側はそのようなことを全然していないなど、明らかな矛盾を孕んでおり、本当にそういう理念で国家運営をする気があるとは思えない状況でした。活動資金源は石油や身代金、寄付金などとなっており、2014年の段階では20億ドルの収入がありました。実際はテロ行為を起こす、誘拐をするといったことがメインであり、これに加えて戦闘を行う、それがISILの活動です。

イスラム諸国に与えた影響

イスラム諸国に与えた影響ですが、産油国の影響が大きかったと言われています。原油価格が上がればISILの資金源は確保され続けます。そのため原油価格が下落することになり、それによってISILの活動は鈍っていきましたが、同時に産油国の経済などに大きな打撃が出ました。また、自分の国の中にISILの活動に共感を覚える若者が出てきたり、一瞬にして情勢が悪化したりする国もあるなど、緊迫感が高まっています。他には、難民など様々な問題が出てきました。

ISILの今

現在のISILはかなり規模を縮小し、これまでの勢いはありません。ただ、難民に混ざってテロ行為をする可能性は否定できず、まだまだ完全に息の根を封じたとまではいかないのが実情です。